社内キャッシュレス化と精算業務効率化を実現。株式会社 京屋
京屋様の本社オフィスにて。左から、京屋の池田様、白土様、平城様、九州カードの古山、松永。
企業名 | 株式会社 京屋 |
事業内容 | 各種施設や店舗に関する空間環境づくり・演出・展示・陳列及びサインオブジェクト等の企画デザイン・制作・施工・オペレーションの販売・レンタル |
従業員数 | 130名 ※令和6年1月現在 |
URL | https://kyoya.co.jp/ |
利用目的 |
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取材対応者
株式会社 京屋 総務部 部長 | 平城 洋一様 |
株式会社 京屋 総務部 経理課 副長 | 池田 圭子様 |
株式会社 京屋 総務部 システム課 課長 | 白土 健一様 |
九州カード株式会社 営業部 部長 | 古山 恒徳 |
九州カード株式会社 営業部 | 松永 涼太 |
※本文中は敬称略とさせていただいています。
(取材日:2023年12月26日/聞き手:ジュークボックス 吉田 秀典)
1. 法人カード導入のきっかけ
京屋様が九州カードの法人カードを導入されたのはいつのことですか?
また、どういった経緯で導入されたのでしょうか?
京屋 平城:確か、平成28年だったと思います。経費精算システムの「楽楽精算」を導入するときに、社員の立て替えをできるだけ無くしたいという考えがありまして。それで、「楽楽精算」とデータ連携が可能な九州カードの法人カードを導入しようという流れになりました。
九州カード 古山:「楽楽精算」と弊社の法人カードを連携されたクライアント様としては1番目か2番目くらいの速さだったと記憶しています。
連携するカードに九州カードを選ばれた理由は何でしょうか?
京屋 平城:それは、西日本シティ銀行さんとのお付き合いの流れですかね。
九州カードからも企業様へのアプローチはよくされていたのですか?
九州カード 古山:いえいえ、当時は我々も「楽楽精算」と法人カードの連携を企業様に積極的に提案しようとしていた矢先でして。そんな状況の中、優良企業である京屋様が実例を作っていただいたことで、正直、我々も自信を持ってお客様に勧められるという好材料になりました。
九州カード 松永:その当時は、そもそも「楽楽精算」を導入している企業様自体が九州エリアでは殆どいなかったと私も聞いています。
京屋 池田:法人カードの導入前は社員の立て替え分の振り込み処理を1週間に1回やっていたのですが、その手間だけでもかなり大変でしたね。
京屋 平城:先ほどもお話ししたように社員の立て替えをできるだけ無くしたいという考えがありましたので、すぐに法人カードを導入しました。結果、振り込み処理が減ったことで、業務の効率化にも繋がったと思います。
九州カード 古山:振り込みが多いと振り込み手数料だけでも金額がかさみますし、それ以外にもスタッフの方の立て替えによる心理的な負担だったり、経済的な部分のストレスが生まれたりするので、いろんな部分での効果が波及できていると思います。
法人カードを利用されているのは営業の方だけですか?
京屋 池田:いえ、基本的には希望する全社員ですね。
同様のケースは他の企業様でもありますか?
九州カード 古山:最近は全社員の方が持たれているというケースも増えてきてはいるのですが、全社員となると社内の承認というハードルがどうしても高くなってしまうと思います。それで一部営業社員の方だけに留めているというケースも多くあるのですが、京屋様の場合、全社員に持たせるということに対して社内での反対意見とかは無かったのですか?
京屋 平城:確かに過剰に使われたら困るといったような意見は社内であがりました。なので、導入当初は管理者だけに配布していたのですが、そうするとカードを楽楽精算に紐付けしている社員としていない社員で経費精算の流れが異なるため、かえって効率が悪いということになってしまったんです。そこから楽楽精算とカードの連携については全先行わないと効率化が図れないという話になりまして、結果希望する全社員が持つようになりました。
2. 法人カードと「楽楽精算」の導入による業務の効率化
先ほども少しお話に上がりましたが、どういった点で業務の効率化が図れたのでしょうか?
京屋 平城:以前は経理の社員が仕訳を行い、入力する必要があったんです。その入力作業をする必要が無くなったということと、振り込み手続きの準備がシステムで自動化されているので、随分と簡単になりましたね。
京屋 池田:管理側としても業務の手間が軽減されて、経費を利用する社員も立て替えをしなくてすむので、両方にとってメリットがあると思います。
3. 不正利用への対応
最近よく耳にする、カードの不正利用についてはどうですか?
京屋 平城:正直怖いなと思った時期はありましたが、保険で対応もしていただいていますし、弊社の方で何か負担をしないといけないということは出ていないので、すごく安心して使っていけるなと思っています。
九州カード 古山:安心して使っていただくというのが我々の屋台骨でありますし、それが無いことにはお取り引きをしていただけないからですね。不正利用の問題については業界全体として取り組んでいるところではあります。
京屋 池田:不正利用が疑われる場合は九州カードさんから、本当に利用しているかどうかの連絡を事前にいただけるので安心はしています。
九州カード 古山:今後も安心してお取引いただけるように、引き続きセキュリティ管理を徹底していきます。
4. 社内キャッシュレスの取り組み
社員の立て替えをなくすために法人カード以外でも社内で取り組まれていることはありますか?
京屋 白土:出張等の移動の際に社員にICカードを使わせています。ICカードで毎回チケットを買う手間であったり、小口現金や立て替え精算を減らすことができました。また、「楽楽精算」にも紐付けができるため、社員も経費申請が楽になったという声をよく聞きます。
九州カード 松永:ということは「楽楽精算」のオプションのICカード読み取りをやられているということですね。
九州カード 古山:京屋様は本当にフル活用されていらっしゃいますよね。ICカード連携ってオプションなんですけど、実はやっていらっしゃらない企業様って結構あるんですよ。
京屋 池田:東京出張のことを考えると地下鉄とか全てICカードを利用しているので「ICカードが連携できるのは便利だね」と平城が当初から言っていました。
九州カード 古山:京屋様は最初から目的が明確ですよね。キャッシュレスにして、効率化を徹底的に図るということですよね。先ほども申し上げたのですが、ICカード連携をやるとオプションでお金がかかるからやめておこうということではないですもんね。
京屋 平城:そんなに高くなかったような(笑)
九州カード 古山:お話をお聞きして改めて思いましたが、やるならやる!と誰かが旗を振って引っ張っていくというように、結局は人であって、思いを持ってやっていらっしゃる方がいるかどうかで、使い方、効率化も変わってくるのだなと思います。
5. 九州カードを導入されていない事業者様に対して
では最後に、まだ九州カードの法人カードを導入されていない事業者様に対して、フル活用されている京屋様からメッセージなどはございますか?
京屋 平城:どうしても導入する時って、社員が使いすぎてしまうのではないかとか、先ほどの不正利用に対する不安というのが出てくるかもしれませんが、むしろ使いすぎや私的利用の抑止になりますし、業務の効率化にも繋がると思いますので、あまり構えずに利用してみてもいいのではと思います。