掲載日：2021.10.26 / 更新日：2022.3.10

旅先の楽しみの一つである旅館やホテルでの滞在。せっかくの羽を伸ばして休める機会だからこそ、あまり他の人と会わずにプライベートな時間を満喫したいですよね。そこで今回は、1日1組や数組など限られたゲストだけが利用できるこだわりの宿をご紹介。１棟貸しや離れの客室だからこそ味わえる贅沢なプライベート感に、きっと心からリラックスできるはずです。おしゃれなお部屋や美しい景色、シェフこだわりの料理などインスタ映えする要素満載！カップルやご家族での旅行、女子旅にもおすすめの個性豊かな宿を7つ厳選して特集します。

御宿　富久千代（おんやど　ふくちよ）【佐賀県】

2021年4月、銘酒「鍋島」で名高い「富久千代酒造」による、1日1組限定のオーベルジュが誕生しました。葦葺き屋根の商家を改装し、約200年前の柱や梁を残しつつ、イタリアの高級家具を配して上質なくつろぎを演出しています。併設するカウンター6席のレストラン「草庵 鍋島」では、シェフが地元の生産者の思いを繋いで生み出す料理と「鍋島」のペアリング、美しい器との共演で佐賀・九州の風土を心ゆくまで堪能できます。
（写真左）ベッドルームが2つあり、茅葺屋根の内側が見える作りの部屋も。家具は「ミノッティ」「B&B」などイタリアの高級ブランドが使われています。
（写真右）吹き抜けで開放感のあるゲストルーム。ライブラリーや茶室もあります。

東京の星付き和食店で腕を磨いた若きシェフ・西村さん。「草庵 鍋島」のカウンター席から手元が見えるライブ感に料理への期待が高まります。レストランのみの利用も可能です。写真はサワラの炙り、焼き鱧、アワビの椀物など佐賀や近隣の素材を使ったコースの一例。鍋島おまかせ4,500円〜のペアリングもあり、8〜9種の「鍋島」を満喫できます。お酒好きにはたまらないですね。

宿泊者限定で、普段は非公開の酒蔵を杜氏の案内で見学できます。オーナーこだわりのアンティークグラスでの試飲も可能です。また、通常「鍋島」は特約酒店のみの販売(酒蔵での販売なし)ですが、宿泊者限定で1人3本まで 購入可能となっています。

藤の花ホテル（ふじのはなホテル）【鹿児島県】

霧島連山に抱かれた霧島温泉郷に佇む1日3組限定のスモール・ラグジュアリー・ホテル。芸術性の高いメキシコやイタリア、北欧の家具が調和した美しい空間が癒しをくれます。鹿児島の幸を凝縮したイタリア料理も絶品です！
（写真左）スタイリッシュな外観。敷地内にスパやセレクトショップもあります。
（写真右）全室に霧島の天然温泉を楽しめる露天風呂と内風呂を用意しています。

館内にはダリやピカソの作品など、オーナーが独自の審美眼でセレクトしたアートが多数あります。写真左下はダリの作品。客室は定員2名が2部屋、定員4名の部屋が1部屋あり、メキシコ人デザイナー・クルスによるテーブル、ドア、シャンデリアなど、大胆かつ繊細な作品が配されたロビーも美しい。料理は名古屋で人気を得たイタリア料理店｢モリーノ｣が担当しています。

LE CANA MOTOBU（ル　カナ　モトブ）【沖縄県】

沖縄の海と森を一望する「沖縄海岸国定公園」内の高台に建つ1組限定の宿。1,289㎡の広々とした敷地を、完全プライベート空間として独占できます！展望デッキやバーテラス、ガーデンもあり、ラグジュアリーなステイが叶います。風が吹き抜け、抜群の眺望を誇る高台に建っているため、空、海、森を一望するパノラマを独占できる！サンセットや星空も必見です。

（写真上）絶景を見渡しながら、専属シェフが市場で仕入れた沖縄の食材を使った料理を楽しめます。
（写真下）和のテイストなど雰囲気の異なる3つのベッドルームがあります。

五島列島おぢか島古民家ステイ（ごとうれっとうおぢかじまこみんかステイ）【長崎県】

五島列島の北部に浮かぶ小値賀島。島内に点在する6つの古民家を1棟貸し切りで利用できます。元武家屋敷や元漁師の家など古民家をリノベーションした客室はキッチン付きで自炊も可能です。素朴であたたかな島暮らし気分を味わってみましょう。
（写真左）田園が広がる集落にある「一会庵」。木漏れ日が差し込むリビングで読書はいかが？ ©おぢかアイランドツーリズム
（写真右）窓から漁港が見える「日月庵」の寝室。

（写真左上）「おぢかアイランドツーリズム」では、レンタサイクルや民泊など様々な体験を用意。写真は「姫の松原」。
（写真右上）島内をのんびり歩く牛の姿に癒されます。
（写真右下）「古民家レストラン藤松」で小値賀島の旬が詰まった和食に舌鼓。

Birth – the suite –（バース　ザ　スイート）【沖縄県】

樹齢300年のフクギの並木に囲まれた備瀬（びせ）集落にある1日1組の“シークレットヴィラ”。沖縄の日差しと木々の影が織りなす美しさを味わえるように設計された2階建てのヴィラは、大人のおこもりステイにぴったりです。
（写真左）フクギの大木に包まれたエントランスを抜けると、その奥に開放的なオープンテラスが広がります。
（写真右）ヴィラから徒歩約10秒で白砂のビーチに到着。朝食も海辺でどうぞ。

琉球王朝時代から交易のある東アジアの工芸品が客室を彩ります。上質なリネンなどこだわりの寝具を使用しているので、ゆったりリラックスできそうですね。バスルームには、亜熱帯の雨のように天井から降り注ぐレインシャワーがあります。

forest inn BORN（フォレスト　イン　ボン）【大分県】

塚原高原にあるこぢんまりとしたホテル。3棟の離れがあり、木立に囲まれた客室や畳の客室など、自然との調和を感じさせるシンプルでスタイリッシュな雰囲気です。静けさとともにこだわりの空間で過ごす贅沢感を堪能できます。
（写真左）無色透明の単純泉を満喫できる露天風呂。
（写真右）ラウンジやレストランのある母屋。

（写真上）北欧の家具で統一した客室。「ルイスポールセン」の照明などインテリアにもこだわりが光ります。
（写真左下）静かな森に抱かれたロケーションが心身を癒してくれます。
（写真右下）ディナーは豊後牛など地元の素材やオマール海老などを使う華やかなフランス料理。

汽車ポッポ 別邸（きしゃポッポ　べってい）【大分県】

旧耶馬渓鉄道の車両を使った食堂や民宿が並ぶ施設「汽車ポッポ」に、2020年ホテルがオープンしました。1棟ごとに1車両を運び入れた宿泊棟が並ぶ1日3組の宿で、50年前に活躍した列車のノスタルジーと非日常感を味わえます。列車内のリビングやベッドルームはモダンで豪華な雰囲気。国東だけで栽培される植物・七島イの畳や、日田の小鹿田焼で作った洗面台を配しています。客室は、近隣の名所「青の洞門」「耶馬渓」「国東」をイメージした3室があります。客室に一歩入ると、駅のプラットフォームのような雰囲気です。

かつて名勝「耶馬渓」に多くの客を運んだ車両が、丸ごと客室にIN！食事は敷地内の「汽車ポッポ食堂本館」で楽しめます。写真右上は、運転席で操縦気分も楽しめる客室「耶馬渓の杜」。

まとめ

九州のインスタ映えするおしゃれな宿特集、いかがでしたか？今回ご紹介した宿は、おしゃれな外観やこだわりのお部屋、窓からの美しい景色、美味しいご飯、高級ブランドの家具など、SNSで周りの人に教えてあげたくなるような素敵な宿ばかりです。ぜひ頑張った自分へのご褒美に、大切な誰かへのプレゼントに、ご利用されてみてはいかがでしょうか。

※宿泊料は、1室2名で利用した場合の1名料金です。

※VISA　OK！のマークがある宿は、Visaカードがご利用いただけます。
（オンラインでの事前決済が必要な場合あり）

※ご紹介した宿や、その他の情報は2021年9月8日現在の内容となり、それ以降は変更になる場合がございます。最新情報は各問い合わせ先にご確認ください。

※休館日や年末年始・お盆・その他の臨時休業などについては、各宿にてご確認ください。

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