キャッシュレス決済とは、文字通り、現金を使わずに支払いを行うことです。クレジットカードをはじめ、交通系の電子マネー、デビットカード、QR・バーコード決済など、様々な種類のキャッシュレス決済が普及しています。世界的にもキャッシュレス決済での支払い比率が高まっており、主要各国では40%～60%台となっています。それに比べると日本は20%台と、キャッシュレス決済の普及が遅れているため、政府は2025年までにキャッシュレス決済比率を40%に、将来的には80%にすることを目指しています。
※一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2022」より

Visaタッチ決済とは、「VISA」が提供する非接触型決済サービスです。お店のレジにある決済用端末に、タッチ決済対応のVisaカードをかざすだけで支払いが完了します。タッチ決済が利用できるVisaカードには、タッチ決済対応マークが記載されています。
対応のクレジットカードさえ持っていれば、利用前に特別な設定や登録は不要で、すぐにお使いいただけます。QRコード決済のように事前にアプリの登録をしたり、電子マネーのようにお金をチャージしたりする手間がかからないのは嬉しい点ですね。

使い方は至ってシンプル！
1.支払いの際に「Visaのタッチ決済で！」と伝える
2.レジにある指定の決済端末にクレジットカードをかざす。
※一定金額を超えるお支払いは暗証番号の入力やサインが必要になる場合があります。
3.お支払い完了。レシートとご利用控えを受け取る。

Visaタッチ決済が使えるお店かどうかは、店頭やレジにあるVisaタッチ決済対応マークが目印です。このマークがある国内および海外のVisa加盟店でご利用いただけます。現在、暮らしの中でスーパーマーケットやコンビニエンスストアをはじめ、ドラッグストアや飲食店などVisaタッチ決済が使える場面がどんどん拡がっています。ご利用可能な店舗一覧はVisa のHPでご確認いただけます。

Visaタッチの一番のメリットは、決済が素早くできることです。現金のようにお財布からお金を数えて取り出したり、スマホ決済のようにアプリを開いてバーコードを読み込んだり、といった時間がかかりません。さらに、これまでのクレジットカード決済のように店員さんに渡す、決済端末に差し込む、暗証番号を入力する、といった手間も必要ないのです。Visa公式ホームページによると、レジの利用にかかる時間は、現金が10～23秒に対してタッチ決済は4～12秒という調査結果が出ています。スピーディーに支払いができるのでとても便利ですね。

Visaタッチ決済はセキュリティの面でも安心してご利用いただけます。まず、クレジットカードをお店の方に渡す必要がないため、カード番号やセキュリティコードなどの情報が第三者に見られるリスクが少なく、お店でのカードの返却忘れも防げます。さらに、Visa、MasterCard、Europay3社が開発・確立した世界基準（EMV）のセキュリティ技術で偽造防止の対策が施されているので、通常のVisaカード決済と同様に安心してご利用いただけます。

Visaタッチ決済では、NFCと呼ばれる近距離無線通信技術を用いた「NFC Pay」という国際規格が使われています。そのためVisaタッチ決済は、国内はもちろん、世界約200の国と地域でもご利用いただけます。海外に旅行や出張で行く際に一枚お財布にいれておくと、とても心強いですね。

VisaカードはApple payやGoogle payに対応しています。そのため、それぞれのアプリにVisaカードを登録しておくことで、買い物をするたびにカードを出す必要がなくなり、お使いの端末をかざすだけでVisaタッチ決済を利用することができます。