法人カードでETCカードを作る4つのメリットと発行方法を解説
掲載日:2021.10.15 / 更新日:2023.10.19
仕事の中で、有料道路をよく利用している企業も多いのではないでしょうか。その料金所を通過する際、どのような支払い方法をとっていますか?ETCカードを利用することで、経費削減や事務の効率化など企業にとってさまざまなメリットが得られます。そこで今回は、企業が法人カードでETCカードを作るメリットやETCカードの発行方法について解説していきます。
ETCカードとは?
ETCカードとは、有料道路の料金所で停止することなく、自動的に料金払いができるカードのことです。ETCとは「Electronic Toll Collection System」の略で、「自動料金収受システム」のことを指します。日本では2001年に開始されたサービスで、国土交通省が発表しているデータでは2021年6月のETC利用率は93.5%となっており、2030年頃には全線で有人の料金所が廃止され、ETC専用に移行する計画が発表されています。ETCカードの利用には、「車載器」と呼ばれる無線通信を行うための装置を車内に取り付ける必要があります。車載器にETCカードを挿入した状態で料金所に設置されている「ETC専用」のレーンを通過することで、無線通信を使って自動的に料金が支払われます。料金所での通行券の受け取り・料金の支払いによる一時停止や現金のやりとりが不要になるため、ノンストップでスムーズに通過でき、渋滞緩和に役立ちます。
法人でETCカードを利用するメリット
1. 通行料金の割引でお得に
ETCカードを利用することで平日朝夕割引・深夜割引・休日割引など、有料道路の通行料金の割引サービスが受けられます。割引サービスを受けることで、経費の削減に役立ちます。
〈ETC割引の例〉
・平日朝夕割引
平日6時~9時 / 17時~20時に利用した場合、毎月の対象走行回数に応じ、地方部区間の最大100キロ相当分までの最大50%分を還元(ETCマイレージサービスへ登録された方が対象)
・深夜割引
毎日0時~4時に利用した場合、約30%割引
・休日割引
土日祝に利用した場合、約30%割引
※車種や通行する有料道路・区間によっては利用できないものがございます。
※登録が必要なものもございますので、事前にご確認ください。
詳しくはこちら
2. ポイントが2種類貯まる
ETC道路事業者が運営する「ETCマイレージサービス」でETC独自のポイントが獲得できます。事前にETCマイレージサービスに登録しておくと、ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは還元額(無料通行分)と交換できます。還元額は、ポイント交換後に通行した際の通行料金の支払いに充てられ、交換した還元額に達するまで無料で通行できるようになっています。サービスへの登録は無料で、年会費もかからないので安心です。また、法人カードに紐付いたETCカードを使うと、利用分に応じたクレジットカードのポイントが貯まります。このポイントは、さまざまな景品・商品券への交換やキャッシュバックなどに利用できます。一部、法人カードの種類によっては、ポイントがつかないものもありますので、確認しておきましょう。2つのポイントを活用することでさらに経費の削減につながりますね。
3. 精算の手間が省ける
法人カードに紐付いたETCカードを社員が使うことで、有料道路を使った際の通行料金は、会社の法人カードの利用料金として支払われます。そうすることで、交通費の立て替え払いによる社員の負担が無くなるほか、立て替え後の精算業務にかかる手間を削減することができます。車載器は、どの発行会社のETCカードでも利用ができるようになっています。そのため、社用車だけでなく、出張先などでレンタカーやカーシェアリングを利用する場合も、ETC車載器が搭載されている車が多いので、ETCカードを利用することができます。
4. ETCカードの利用履歴がネットで確認できる
道路事業者が行っている「ETC利用照会サービス」を利用すれば、ETCカードの利用履歴がインターネットですぐに確認できます。急いで利用を確認したい、ETC利用分だけの明細が見たい、そんなときにおすすめのサービスです。このサービスは、ETCカードの番号や車両番号等の事前登録をしておけば、過去15ヶ月分の利用がインターネットで確認できます。照会した内容は、明細の印刷や利用証明書の発行もできて大変便利です!もちろんETCカードの利用明細は、後日クレジットカード会社から届くクレジットカードの利用明細でもご確認いただけます。ただ、ETCカードの請求情報が道路事業者からカード会社に届くまでに1~2ヶ月ほど時間がかかるため、カード会社に問い合わせても、利用後すぐには確認することができません。お急ぎの場合は、「ETC利用照会サービス」をご利用ください。ETCカードを社員に持たせておけば、いつ、どこで、いくら利用したのか、という利用状況が一目で分かり、経費精算もクレジットカード利用代金の支払いに集約されるので、経理業務が簡略化できます。
法人カードでETCカードを発行する方法
① すでに九州カードでお持ちの法人カードでETCカードを作る
九州カードで法人カードをすでにお持ちいただいている場合、その法人カードに紐づけてETCカードを発行することができます。九州カードでは、ETCカードの発行手数料は無料です。九州VISAビジネスカード for Ownersでは、クレジットカード1枚につき、ETCカードは1枚発行ができます。九州VISAビジネスクラシックカードでは、クレジットカード1枚につき、ETCカードは3枚、ゴールドカードでは、ETCカードは5枚まで発行可能です。上記以外の場合は、お問い合わせください。ETCカードが発行できる枚数はカードの種類によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。また、九州VISAビジネスカード for Ownersであれば、インターネットサービス「Vpass」からオンラインでETCカードのお申込みがいただけます。その他の法人カードをお持ちのお客様は、ETCカード申込書にてお申込みが必要となりますので、九州カードまでお問い合わせください。
【カスタマーサービスセンター】 TEL:092-452-4500 /受付時間 9:00~17:00(土日祝・12/31~1/3を除く)
② 新規で九州カードの法人カードとETCカードを同時に申し込む
法人カードを新規でお申し込みされる際に、ETCカードを同時にお申込みください。法人カードを新規でお申し込みされる際に、ETCカードを同時にお申込みください。法人代表者様・個人事業主様向けの九州VISAビジネスカード for Ownersまたは、九州VISAビジネスクラシックカードであればオンラインで24時間お申込みいただけます。その他の法人カードのお申込みは、お申込書にて承っております。下記、「資料請求はこちら」ボタンより資料をご請求ください。ご不明な点は、カスタマーサービスセンターまでお問い合わせください。
【カスタマーサービスセンター】 TEL:092-452-4500 /受付時間 9:00~17:00(土日祝・12/31~1/3を除く)
おすすめのクレジットカード
法人代表者様・個人事業主様のご利用向けクレジットカード
【九州VISAビジネスカードfor Owners クラシックカード】
従業員様のご利用向けクレジットカード
九州VISAビジネスクラシックカード
発行枚数10枚以上でのご利用向けクレジットカード
【九州VISAコーポレートクラシックカード】
まとめ
今回は、企業が法人カードでETCカードを作るメリットやETCカードの発行方法について解説してきました。経費削減や経理業務の効率化ができるというのは企業にとって大きなメリットですよね。ぜひこの機会に法人カードに紐づいたETCカードの発行を検討してみてはいかがでしょうか。九州カードでは、企業規模に合わせた法人カードをご用意しておりますので、ご検討中の方もお気軽にお問い合わせください。
※掲載の情報は、2021年9月末時点のものです。

九州VISA
ビジネスカード
for Owners クラシック

九州VISA
ビジネス
クラシックカード

九州VISA
コーポレート
クラシックカード