掲載日：2022.10.28

成人年齢が2022年4月1日より18歳に引き下げられました！18歳、19歳の新成人は”大人の仲間入り”を早く果たすことになります。同時に、今までは、未成年者取消権※により、いったん結んだ契約を取り消すことが出来ましたが、今後は原則として取り消すことができなくなりました。そのため、社会経験の浅い新成人が悪質業者のターゲットとなり狙われている可能性があります！そこで今回は、実際に若者が巻き込まれているトラブルの事例と対策方法について解説していきます。
（※未成年者取消権とは：民法では、未成年者が法定代理人の同意を得ずに契約した場合には、原則として、契約を取り消すことができるとされています。）

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トラブルに巻き込まれないためには？

この事例はほんの一部であり、それ以外にも若者を狙った様々なトラブルが潜んでいます！それでは、トラブルに巻き込まれない為にはどうすれば良いのでしょうか？

① うまい儲け話はうのみにせず、安易に契約しない！

「絶対に儲かる！」などうまい儲け話はうのみにせず、たとえ信頼している友人、先輩からの誘いでも安易に契約しないようにしましょう。「契約しない！」と断る勇気も大切です。

② 契約する前によく考える

契約をする前によく考えましょう。自分の判断に自信がない場合は、身内や信頼できる友人など、周りの人に相談をしましょう！

③ クーリング・オフ制度や消費者契約法があることを知っておこう！

クーリング・オフとは、訪問販売や電話勧誘などで購入・契約締結など特定の取引をした場合に、一定の期間内であれば申し込みの撤回や契約の解除ができる制度です。また、消費契約法では、断っても帰らせてくれないなど、不当な勧誘を行った場合に契約を取り消すことができます。どちらも契約の取り消しが出来る期間が限られているので注意が必要です。

④ 困った時は、消費生活センターに相談を！

契約すべきか判断に迷った時、すでにトラブルに遭ってしまった時は近くの消費生活センターに相談しましょう。専門家が相談に応じてくれます。事業者と直接やり取りする事で更なるトラブルに繋がる可能性もあるので、第三者を介してトラブル解決を行うことも大切です。

消費生活センター問い合わせ先はこちら

まとめ

18歳、19歳の新成人になると、親の同意がなくても様々な契約ができるようになりますが、同時にその契約に対して責任を負うのも自分自身になります。トラブルに巻き込まれて大変な思いをしないように、契約には十分注意してください。そして、悪質業者の手口や様々なトラブルにもトレンドがあるため、常に最新の情報をチェックしておきましょう。

日本貸金業協会より注意喚起

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