掲載日：2021.7.13

生活のあらゆる場面で利用できるクレジットカードですが、固定資産税の納税もクレジットカード払いができることをご存知ですか？そこで今回は、固定資産税をクレジットカード払いにするメリットや注意点、納税方法をご紹介します。

固定資産税とは

固定資産税とは、土地や家屋、償却資産などの「固定資産」とされるものに対してかかる税金のことです。税金の分類としては、国に納める国税ではなく、都道府県や市区町村などの地方公共団体に治める地方税にあたります。この固定資産税を納める義務のある人は、「1月1日現在、土地、家屋及び償却資産の所有者として、固定資産課税台帳に登録されている人」と定められています。つまり、固定資産を毎年1月1日時点で所有している人が納めることになっているのです。固定資産税はオンライン上でクレジットカード払いをすることができますが、地方自治体によって対応状況が異なりますので、あらかじめ各自治体のWEBサイトなどで利用できるかを確認しておきましょう。

固定資産税をクレジットカード払いするメリット

固定資産税をクレジットカード払いにするメリットを3つご紹介します。

24時間いつでも納付できる

自宅に届いた納税通知書を銀行や郵便局・コンビニに持ち込んで納付することもできますが、家から遠かったり、待ち時間が長かったりと支払いにいくのは面倒ですよね。クレジットカード払いならWEB上で24時間いつでも自宅から納付することができるので、手間や時間が削減でき、とてもスムーズです。窓口やレジでの他人との接触機会も減らせるので衛生的でもあります。

クレジットカードのポイントが貯まる

クレジットカード払いで固定資産税を納付すると、その利用額分のポイントが貯まります。一戸建て住宅の固定資産税の平均額は、10万円～12万円程度と言われていますので、このような大きな支払いをクレジットカード払いにすると一気にポイントが貯まり、現金払いよりもお得です！

現金を持ち歩かなくてよい

金融機関やコンビニで固定資産税を支払う際には、数万から数十万という現金を口座から引き出し、持ち歩くことになります。多額の現金を持ち歩くと紛失や盗難のリスクがあり、心配ですよね。その点、クレジットカード払いなら現金が必要ないので、安心です！

固定資産税をクレジットカード払いする際の注意点

固定資産税をクレジットカード払いには注意すべき点もあります。あわせて確認しておきましょう。

手数料がかかる

固定資産税をクレジットカードで納付する際には決済手数料が徴収されます。手数料は自治体によって異なり、納付金額に応じて手数料も高くなります。福岡市を例に見てみると、税額10,000円ごとに73円（消費税込80円または81円）がかかるようになっています。

納税証明書の発行に注意

固定資産税をクレジットカードで納付すると、領収証書が発行されません。領収証書が必要な場合には、納税通知書を金融機関かコンビニへ持ち込んで納付する必要があります。また、納税証明書の発行は可能ですが、自治体によっては発行に時間がかかります。固定資産税の納税証明書が必要な場合には、事前にどのくらい日数がかかるかを確認して、早めに手続きを行うようにしましょう。

固定資産税をクレジットカード払いする方法

固定資産税をクレジットカードで支払う際には、クレジットカードと納付番号・確認番号・納付区分が記載された納税通知書が必要です。クレジットカード払いの方法には、各自治体のWEBサイトと「Yahoo!公金支払い」があります。

各自治体のWEBサイトから納付する

地方自治体によっては、クレジットカード払い専用のWEBサイトを設置しているところがあります。大まかな納付手順としては以下の5ステップです。

1. 納める税の種類を選ぶ
2. 手数料の金額を確認する
3. 納税通知書に記載のある納付情報を入力する
4. クレジットカード情報を入力する
5. 内容を確認して納付手続きを実行する

地方自治体によって取り扱っているクレジットカードのブランドや納税できる上限金額が異なりますので、事前にチェックしておきましょう。九州カードでは、固定資産税や軽自動車税をクレジットカード払いで納付できる地方自治体を一部ご紹介していますので、ぜひご覧ください。市町村サービスはこちら

Yahoo!公金支払い

自治体によっては、クレジット払いの専用サイトではなく「Yahoo!公金支払い」という支払いサイトを利用した手続きを案内されるところもあります。手続きの流れは各自治体のWEBサイトとほとんど変わりません。メニューから「固定資産税」を選択し、住んでいる地域を選びます。あとは画面の説明に沿って必要な情報を入力していけば手続きが完了します。

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まとめ

今回は、固定資産税のクレジットカード払いについて特集しましたが、いかがでしたか？クレジットカードでの固定資産税の納付は、忙しい方でも楽に支払いができて非常に便利です。注意点もしっかりと理解した上で、クレジットカードでの納税を行いましょう。自治体によっては固定資産税の他にもクレジットカード払いに対応している税金がありますので、ぜひチェックしてみてください。

※掲載の情報は、2021年6月末時点のものです。